東京株式(前引け)=続伸、値下がり銘柄多く上値は重い展開
23日前引けの日経平均株価は前営業日比183円86銭高の3万9830円11銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は9億7201万株、売買代金概算は2兆4323億円。値上がり銘柄数は472、対して値下がり銘柄数は1102、変わらずは69銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でハイテク株中心に買われたことを受け、日経平均は一時4万円大台まであと100円あまりというところまで水準を切り上げたが、その後は戻り売り圧力に押し返される格好となった。日経平均寄与度の高い値がさの半導体関連株の一角に利益確定売りが出ており、上値を重くしている。あすに日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、追加利上げについてはほぼ織り込んでいるものの、会合後の植田日銀総裁の記者会見などを見極めたいとの思惑もあり、足もとでやや様子見ムードも台頭している。値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回るなど、個別株は目先利食い圧力が反映される地合いとなった。
個別では売買代金上位のフジクラ<5803>、ソフトバンクグループ<9984>などが高く、三菱重工業<7011>、IHI<7013>など防衛・宇宙関連株にも買いが向かった。任天堂<7974>が買い優勢、サンリオ<8136>も上昇した。ハイデイ日高<7611>が値上がり率トップとなり、力の源ホールディングス<3561>も値を飛ばした。半面、きょうも売買代金トップとなっているディスコ<6146>は利益確定売りに反落、レーザーテック<6920>も安い。霞ヶ関キャピタル<3498>も軟調。フジ・メディア・ホールディングス<4676>が大幅反落したほか、日野自動車<7205>も大きく利食われた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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