アメックス、米司法省およびFRBと和解で合意=米国株個別
(NY時間14:35)(日本時間04:35)
アメックス<AXP> 311.04(-1.29 -0.41%)
アメリカン・エキスプレス<AXP>は米司法省およびFRBと約2億3000万ドルの罰金を支払うことで和解に合意した。同社が中小企業向けに提供していたクレジットカードや送金サービスの販売において、誤解を招く販売手法を用いていたとして、米司法省が調査していた。同社は2018年から2021年にかけて、「Payroll Rewards」や「Premium Wire」といったサービスに関して、税務上の利益があると虚偽の説明を行っていたとされる。
また、2014年から2017年の間、一部の顧客に対して虚偽の雇用者識別番号(EIN)を使用することを許可していたとも指摘されていた。
アメックスは顧客に対し、市場平均を上回る手数料で送金サービスを提供し、その手数料が税控除の対象であり、さらに報酬ポイントが課税されないと誤解させていた。
アメックスは問題のある製品の提供を中止し、関係者に対する懲戒処分や組織改革を実施したと述べている。また、これらの罰金額の大部分は既に過去の会計期間で引当済みであるとものべた。FRBとの正式な合意は今後数週間以内に最終化される見込み。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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