反発、ロシアとNATOの対立拡大を警戒=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=69.16(+2.14 +3.19%)
ニューヨーク原油の当限は反発。バイデン米大統領がウクライナに米国製の長距離ミサイルをロシア攻撃に使用することを許可したと伝わったことが買い手がかり。これまでにウクライナ軍はロシアのインフラのなかでも石油関連施設を繰り返し攻撃しており、ウクライナから離れたロシア領内の製油所などが新たな標的となる可能性がある。英国やフランスも自国の長距離ミサイルをロシア攻撃に使用することをウクライナに許可したとの報道もあり、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の全面戦争リスクも意識された。ロシア大統領府は「西側諸国の兵器がロシア深部に向けて発射された場合、標的となるのはウクライナではなく、許可を与えた国々である」と発表している。
時間外取引で12月限は一時66.61ドルまで下落しつつ売り買いが交錯したが、通常取引開始が近づくとプラス圏へ浮上。通常取引が始まると69.39ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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