円全面高、ドル円152.80円台まで下落 日銀「25年物価上振れリスク」基本姿勢変わらずとの見方
円全面高、ドル円152.80円台まで下落 日銀「25年物価上振れリスク」基本姿勢変わらずとの見方
日銀会合後は円買い、ドル円は152.80円台まで下落している。
日銀は政策金利を据え置き、米経済や金融市場の動向を十分注視するとした一方で、見通し実現なら引き続き政策金利を引き上げる。物価見通し25年度は上振れリスクのほうが大きいとの声明を発表した。
来年の物価上振れリスクに言及したことは日銀がそれほどハト派ではなく、金融正常化の姿勢に変わりはないと市場は判断。日銀は追加利上げに踏み切った7月会合で物価の上振れリスクを指摘、きょうの会合でも物価上振れリスクに言及したことで、一部海外勢は年内の追加利上げを予想しているようだ。
政策金利を据え置いた前回9月会合で植田日銀総裁は「物価上振れリスクは相応に減少、政策判断に時間的余裕ある」と語っていた。きょう15時半からの会見で発言内容に変化があるかどうか。
執筆者 : MINKABU PRESS
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