ドル円は１５０円台後半 １１月ＦＯＭＣでの据え置きの可能性が著しく高まっているとの指摘＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の午後に入って、ドル円は１５０円台後半まで上げ幅を拡大している。きょうの為替市場はドル買いが強まっており、米国債利回りも上昇する中、ドル円は上値追いが強まっている。目先は１５１円台前半に来ている２００日線を試すか注目される。

　一部からは１１月ＦＯＭＣで政策金利が据え置かれる可能性が著しく高まっているとの指摘が出ている。米経済が力強さを維持していることを理由に挙げている。米経済が力強さを維持している背景には多くの理由があるという。ＦＲＢのハト派姿勢に加え、株価と住宅価格の高止まり、クレジットスプレッドの縮小、そして企業の資金調達の道が広く開かれていることなどを挙げた。

　また、アトランタ連銀が算出しているＧＤＰ予測モデル「ＧＤＰナウ」が３．４％である点も指摘。経済が成長を続けインフレが再燃するノーランディング（無着陸）シナリオは健在だとの見方を示している。

USD/JPY　150.77　EUR/JPY　163.09
GBP/JPY　195.82　AUD/JPY　100.41

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美