【本日の見通し】大きな米材料なく、ドルの堅調地合い維持か
【本日の見通し】大きな米材料なく、ドルの堅調地合い維持か
今週は米国の目だった指標発表予定がなく、落ち着いた展開が見込まれる。米FRBの大幅利下げ期待後退を受けて、流れはドル高方向と見られる。先週いったん超えた150円台を再び付けに行く動きが見込まれる。もっとも上値での売りをこなして積極的に上をトライするほどの勢いも見られず、比較的落ち着いた流れとなりそう。
今週土曜日からFOMC前に関係者が発言を制限されるブラックアウト期間に入る為、今週は先週に続いて多くのFRB関係者の発言予定がある。こうした発言や株、債券動向などをにらみながらの展開か。
11月5日に迫った米大統領選は、トランプ氏が若干優勢な状況が続いている。同氏勝利はドル買い材料として意識されていることから、その点でもドルはしっかりとなりそう。
ドル円は149円台での推移を中心に150円トライが意識される。本日引き下げが見込まれる中国の最優遇貸出金利などの状況を材料にアジア市場でリスク選好が広がると、円安からのドル円、クロス円の上昇が期待される。
ユーロ円は162円での推移を中心に、ドル円の動き次第で163円トライか。
ユーロドルは1.08台での推移が続きそう。上値の重さは継続で、流れは下方向か。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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