海外のインフレが米物価に影響を与えている サンフランシスコ連銀調査
労働市場や経済見通しなどの米国内情勢は米インフレの大きな決定要因であるが、他の主要経済圏における国際的なインフレも影響を及ぼしていることが、サンフランシスコ連銀の新しい研究で明らかになった。
サンフランシスコ連銀のエコノミストたちは、過去数年にわたる世界経済のデータを調査し、国内情勢やその他の要因を考慮した上で、パンデミック発生中の米経済における消費財の価格上昇には国際的なインフレが約4%ポイント寄与し、2023年以降の消費財価格の下落には3%ポイント寄与したと見ている。一方、国際的なインフレは米サービス価格のインフレにはあまり影響を与えていないようだとも付け加えた。
最近、IMFが可能性として強調している世界的なソフトランディングは、米インフレのさらなる低下に寄与する可能性があるともエコノミストらは結論づけている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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