大幅続落、イスラエルの反撃が限定的との見方で=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=70.58(-3.25 -4.40%)
ニューヨーク原油の期近は大幅続落。米ワシントン・ポストなどが、イスラエルはイランに反撃するものの、石油や核関連施設を標的としないと米国に伝えたことが手がかり。イスラエルのネタニヤフ首相がバイデン政権に通知したという。反撃は米大統領選までに実行されるとも伝わった。イスラエルがイランの軍事施設だけを標的とするならば、イスラエルが面目を保つだけの限定的な攻撃内容となる可能性があり、イランの供給下振れ懸念が後退している。石油輸出国機構(OPEC)に続き、国際エネルギー機関(IEA)が2024年の需要見通しを再び下方修正したことも重し。
時間外取引から11月限は急落。一時69.71ドルまで下げ幅を広げ、中心限月として10月1日以来の安値をつけた。ただ、通常取引開始後は売りが一巡した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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