【本日の見通し】方向性を探る展開変わらず
【本日の見通し】方向性を探る展開変わらず
昨日はロンドン午前にかけてドル高円安が優勢となり、144円60銭台まで一時上昇。もっとも上値抵抗水準である144円台後半から145円にかけての売りを崩せず、その後ポジション調整などに下げた。もっともここからのドル売りにはこちらも慎重。レンジ内での上下という印象。
日米金利差などを意識して、中期的にはドル安円高方向を見ている。ただ、一気のドル売りには慎重で、下値のしっかりさを確認しながらの動きとなりそう。145円にかけての重さを嫌気したドル売りがこの後も143円台後半で出てくるようだといったん下トライがありそう。142.50が目先のターゲット。
ユーロドルはじりじりとしたドル安に1.11台後半推移。欧州PMIを受けての急落分を解消した形。ただ、ここにきての欧州の景況感悪化はここからの重石となりそう。10月の追加利下げ期待が広がるようだとユーロ売りとなる可能性もある。
ユーロ円は昨日東京午前の159円台前半から161円台まで一時大きく上昇。その後調整が入って160円前後での推移となっている。ドル主導で、対ドルでしっかりとなっているユーロドルの動きなどを警戒。対ドルでのユーロ買いがここから鈍るようだと、もう一段の下げがありそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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