ドル円が一時144円ちょうど 米求人件数で大幅利下げ観測も再び台頭=NY為替
NY時間に入ってドル円は売りが強まっており、144円ちょうどまで下落する場面が見られた。先ほど発表の7月の米求人件数が767万人と予想を大きく下回り、前回分も大幅に下方修正された。これを受けてドル安や米国債利回りの低下が見られ、9月FOMCでの大幅利下げの可能性も高まっている。
政策金利に敏感な米2年債利回りが急低下し、2-10年債の逆イールドが解消。この現象は22年以降で2回目となる。また、短期金融市場では0.50%ポイントの大幅利下げの可能性を47%、0.25%ポイントの通常利下げを53%で織り込む動きに変化している。利下げ自体は100%。
これらを受けてドル円は売りが強まっている格好。ドル円は21日線で上値を抑えられており、下向きの流れを継続している。直近安値が143.45円付近にあるが、目先の下値メドとして意識される。
USD/JPY 144.15 EUR/USD 1.1088 GBP/USD 1.3164
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。