【本日の見通し】ドル円、クロス円は円高方向意識
【本日の見通し】ドル円、クロス円は円高方向意識
ここにきて円高の動きが広がっている。トランプ大統領の円安けん制、秋の自民党総裁選出馬予定の河野デジタル相、茂木幹事長らの日銀の利上げ要求などが円買いにつながる展開。来週の日銀金融政策決定会合までは円買いが広がる可能性が高い。
戻り売りの意識が継続。156円前後が重くなるかどうか。155円を割り込むとポジション調整の動きが加速する可能性があるだけに要注意。
ユーロドルは1.0850台、対円でのユーロ売りが重石となり、軟調地合い。
ユーロ円は168円台まで下げてきた。円買い主導の展開の中、ドル円以上に下げがきつい。海外勢を中心とした来週の日銀会合への期待が重石となり、売りが強い。昨日朝は203円台を付けていたポンド円が200円台を付けるなど、クロス円は軒並みの下げ。ドル円同様に戻りでの売り意欲が強く、下方向の意識。ドル円が155円割れトライを目指すと、ポンド円は200円割れが見えてくる。
今日は、欧州、英国、米国のPMI速報値の発表が予定されている。欧州、英国はやや改善が見込まれている。予想に反して悪化していると、リスク警戒からクロス円の下げがさらに強まる可能性。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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