【本日の見通し】状況見極めの展開、週後半の米重要指標にも注意
【本日の見通し】状況見極めの展開、週後半の米重要指標にも注意
バイデン大統領が次期大統領選からの撤退を表明した。現地時間21日の表明で相場への影響は今日からとなる。オセアニア市場ではとりあえず様子見となっており先週末終値前後での推移となっている。
ハリス副大統領がバイデン氏から後継候補に指名され、クリントン夫妻も支持を表明した。来月の民主党全国大会での投票はバイデン氏への投票拘束が外れ、自由投票となるかなり不安定な状況。代議員は通常投票先を決められているため、ほぼ名誉職に近い状況となっていただけに、波乱要素となっている。
副大統領候補を誰にするのかなどの問題もあり、今後相場に影響が出てくる可能性がある。
ドル円は157円台を中心に次の方向性をにらむ展開。158円を超えてくると、先々週の介入以降続いたドル安円高の意識が一服する可能性がある重要なポイント。上値の重さをきちんと確認したいところ。
今週後半には米第2四半期GDP速報値、6月の個人消費支出(PCE) 価格指数の発表がある。それまではやや動きにくくなる可能性がある。
なお、ドル高円安となった場合の介入警戒感は継続。レートチェックなどでの不安定な動きにも警戒。
ユーロ円は170円前後の堅調さが意識されており、少し買いが入りやすい地合いであるが、ドル円が158円手前で上値が抑えられるようだと173円トライは難しく、172円台中心の推移か。
ユーロドルは1.0900を挟んでの推移が見込まれる。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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