アジア株 バイドゥ大幅高、上海市が無人自動運転タクシーを承認 同時に北京で歩行者はねる事故
アジア株 バイドゥ大幅高、上海市が無人自動運転タクシーを承認 同時に北京で歩行者はねる事故
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 17553.71(+30.48 +0.17%)
中国上海総合指数 2949.66(-9.71 -0.33%)
台湾加権指数 23969.60(+69.52 +0.29%)
韓国総合株価指数 2869.28(+1.90 +0.07%)
豪ASX200指数 7817.90(-11.81 -0.15%)
インドSENSEX30種 80006.06(-345.58 -0.43%)
アジア株は高安まちまち。パウエルFRB議長の議会証言が無難に通過したことで安堵感が広がっている。ただ、米金融政策の方向性を左右する米消費者物価指数をあすに控え、様子見姿勢が徐々に強まっている。
香港株は0.17%高。一時1%超上昇したが、その後は上げ幅を縮小。中国の景気回復の遅れが懸念されている。
中国インターネット検索大手バイドゥは10.7%高。一時13%近く急騰、約1年ぶりの大幅上昇となった。中国上海市で完全無人の自動運転タクシー(ロボタクシー)が承認されたことが材料視されている。一方で北京市でバイドゥの無人自動運転タクシーが歩行者をはねたとの報道も伝わっている。バイドゥは、この歩行者は赤信号を無視して横断したためだと説明。上海日報は歩行者が違反したためバイドゥを支持するコメントが多く見られるとX(旧Twitter)でコメントしている。自動運転は交通違反するほかの自動車や自転車、歩行者など予測不可能な行動への対処は非常に難しく、この技術には限界があると専門家は指摘している。
上海株は反落、中国CPI鈍化が懸念されている。中国6月の消費者物価指数は予想に反して伸びが鈍化した。ただ一方で、生産者物価指数は下落幅が縮小、昨年1月以降で最も小幅な下落率となった。元安進行も懸念材料。中国人民銀行は10日、元の中心レートを1ドル=7.1342元と、昨年11月以来となるドル高・元安方向に設定した。これを受け人民元が下落。オンショア人民元は対ドルで昨年11月以来の安値をつけている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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