英政治がポンドを動かす可能性は当面低い=NY為替
きょうもポンドドルは買いが続いており、1.2840ドル付近に上昇している。6月に強い上値抵抗となっていた1.28ドルの水準を突破したことで、ショートカバーが活発に出ているようだ。目先は1.28ドル台を維持し、昨年3月高値の1.2895ドル付近、そして1.29ドル台を試しに行くか注目される。
先週は英総選挙が実施されたが、労働党が勝利し、スターマー党首が新首相に就任した。ただ、市場からは大方の予想通りだったことから、これで当面は英政治がポンドを動かすことはないとの見方も出ている。財政政策がポンドに影響を与えるとは現時点では考えにくく、むしろ仏政治、米経済、英中銀の金利予想の方がポンドを大きく動かす要因であり続けるとしている。
GBP/USD 1.2845 GBP/JPY 206.24 EUR/GBP 0.8442
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。