パラマウントが軟調 スカイダンスとの合併交渉打ち切り＝米国株個別

（NY時間09:44）（日本時間22:44）
パラマウント＜PARA＞　10.95（-0.09　-0.81%）

　メディア大手のパラマウント・グローバル＜PARA＞が下落。前日引け後にシャリー・レッドストーン会長がエリソン氏のスカイダンス・メディア社と進めていた合併交渉の打ち切りを決めたと伝わった。

　同社は前日にエリソン氏が提案した複雑な合意案を特別取締役会で討議。この案ではレッドストーン一族が保有する過半数株式を２２億５０００万ドルで手放すことになっていた。

　しかし、筆頭独立取締役のチャールズ・フィリップス氏がこの案に反対し、レッドストーン氏も結局提案を取り下げたという。同氏は今後、議決権付き株式の７７％を保有する持ち株会社ナショナル・アミューズメント社の売却に焦点を絞る可能性が高いとも伝えている。

　パラマウントは映画のパラマウント・ピクチャーズやテレビ局のＣＢＳ、音楽専門ケーブル局のＭＴＶを傘下に抱える。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美