ドル円155.96円まで上昇、根強い米インフレ圧力を意識 きょうはNY連銀インフレ期待
ドル円155.96円まで上昇、根強い米インフレ圧力を意識 きょうはNY連銀インフレ期待
ややドル買い・円売り。ドル円は一時155.96円まで上昇、今月2日以来の高値をつけている。
きょうは4月のNY連銀インフレ期待が発表される。火曜日は生産者物価指数とパウエルFRB議長の講演が予定されている。水曜日は消費者物価指数と小売売上高があり、それまでは様子見ムードとなりそう。先週末に発表されたミシガン大のインフレ期待が予想以上に上昇、1年先は半年ぶり高水準となったことを受け、米インフレ圧力の根強さが意識されているようだ。
米中関係悪化懸念から人民元はきょうも下落、オフショア人民元は対ドルで2日以来の安値をつけている。きょうの上海株は下落して始まる可能性がある。バイデン米政権による対中関税引き上げや、中国物価統計の内容が懸念されている。中国4月CPIは上昇したものの、電気料金や電車賃の上昇が影響した。またPPIは19カ月連続でマイナスとなった。中国株が下落するようであれば人民元は下げを拡大し、香港株や豪ドルも連れ安となる可能性。
執筆者 : MINKABU PRESS
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