ドル円は下げ一服、午後に153円台回復=東京為替概況
ドル円は下げ一服、午後に153円台回復=東京為替概況
東京終盤のドル円は下げが一服している。ドル円は、午前に日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から153円を割り込み、一時152.76付近まで下落した。神田財務官は朝方に為替相場について「年初からの動きはかなりの変動幅」「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず適切に対応」などと発言したことが、円買いにつながった。しかし、午後は下げ渋りをみせると、東京終盤には153円台を回復する場面があった。日本時間今夜9時30分には3月の米生産者物価指数(PPI)の発表を控え、注目が集まっている。
ユーロドルは小動き。前日の海外市場で1.0860台から1.0720台まで急落したあと戻りは鈍く、東京市場では1.0740台を中心に推移した。もっとも朝から12ポイントレンジの小幅な値動きにとどまった。ユーロはこの後21時15分にECB理事会の結果発表を控えている。
クロス円はおおむね下げ一服。ユーロ円は164.14付近まで、ポンド円は191円半ばまで下落したあと、やや値を戻している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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