欧州通貨の上値重い、英国は２期連続マイナス成長、ドイツ小売も冴えない＝ロンドン為替

欧州通貨の上値重い、英国は２期連続マイナス成長、ドイツ小売も冴えない＝ロンドン為替

　日本時間午後４時に発表された英欧経済指標といずれも弱い内容だった。英国では第４四半期ＧＤＰ確報値が発表された。前期比－０．３％と予想通りの数字も、前回から２期連続のマイナス成長となった。いわゆるテクニカル・リセッションとなることが確定した。

　また、２月ドイツ小売売上高は前月比－１．９％と市場予想＋０．４％から予想外のマイナスとなった。一方、前年比は＋１．７％と市場予想－０．８％から予想外の上昇だった。前年比は前回の－１．３％を取り戻す動き。前月比は４か月連続のマイナスとなった。

　足元ではユーロドルやポンドドルが下押しされている。ユーロドルは1.0805レベルに本日の安値を更新。ポンドドルは1.2615近辺と、本日のレンジ1.2611-1.2640の下限付近に軟化している。

EUR/USD　1.0806　GBP/USD　1.2616