続伸、米PPIでドル買いも次第にドル売りが優勢に=NY金概況
NY金先物2月限(COMEX)(終値)
1オンス=2024.10(+9.20 +0.46%)
金4月限は続伸。1月の米生産者物価指数(PPI)は総合・前年比が+0.9%、コア・前年比が+2.0%となり、鈍化傾向が一巡していることがドル高を経由して一時相場を圧迫した。インフレ率は穏やかな改善傾向にあるものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の目標水準への回帰が遅れる可能性が意識された。ただ、今週の米消費者物価指数(CPI)や米PPIを受けても、年内の利下げ開始を否定する米金融当局者はなく、次第にドル売りが優勢となったことは金相場を押し上げた。プレジデント・デーの休場を控えた買い戻しも支援要因。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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