チェグが決算受け下落 第１四半期の見通しを嫌気＝米国株個別

（NY時間10:56）（日本時間00:56）
チェグ＜CHGG＞　9.18（-0.13　-1.34%）

　オンライン教育のチェグ＜CHGG＞が下落。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を若干上回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を若干上回っている。ただ、株価は冴えない反応。第１四半期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されているようだ。

　今回の決算を受けて、投資判断と目標株価を引き下げたアナリストもいる。引き続き限られた視界しか得られていないことや、加入者に逆風が吹いていることを問題視。チャットＧＰＴは現状では同社よりも効果が低いかもしれないが、時間の経過と伴にそれは改善が予想されるという。

　なお、同社は、２月２１日付でロンゴ氏を新ＣＦＯに任命した。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.36ドル（予想：0.37ドル）
・売上高：1.88億ドル（予想：1.86億ドル）
　　サブスク：1.66億ドル
・粗利益率（調整後）：76.0％（予想：73.5％）
・EBITDA（調整後）：0.66億ドル（予想：0.63億ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：1.73～1.75億ドル（予想：1.80億ドル）
　　サブスク：1.55～1.57億ドル
・EBITDA（調整後）：0.43～0.45億ドル（予想：0.54億ドル）
・粗利益率（調整後）：73～74％（予想：73.6％）

【企業概要】
　米国で、高校生から大学・大学院生までを対象に、サブスクリプション方式による学習プラットフォームを提供する。授業準備・試験対策に加え、課題用図書等資料購入の為の入金管理や時間・場所を選ばずライブで教科の質問ができるなどのほか電子版教科書等の関連サービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美