フィッチ、スピリット航空は短期的な計画の明示が必要＝米国株個別

（NY時間09:40）（日本時間23:40）
スピリット航空＜SAVE＞　5.59（-0.55　-8.96%）
ジェットブルー航空＜JBLU＞　4.76（+0.08　+1.60%）

　フィッチ・レーティングスはジェットブルー航空＜JBLU＞によるスピリット航空＜SAVE＞買収を裁判所が阻止したことについて、スピリット航空の格付けが直ちに変更されるわけではないが、格下げを回避するには、流動性を維持・創出し、借り換えリスクに対処し、収益性改善の短期的な計画を明確に示す必要があるとの考えを示した。

　スピリット航空は借り換えリスクに直面しているほか、エンジン問題、一部市場での過剰輸送能力、そして激しい競争に対処しているという。フィッチはスピリットが流動性の強化に注力すると見込んでいるとしている。

【企業概要】
＊スピリット航空
　米国・ラテンアメリカ・カリブ海地域で低運賃の旅客便を運航する。幅広いオプションサービスを有料で提供するほか、航空券とセットになったホテルの客室、地上交通機関、アトラクションなどのサードパーティの旅行商品や、旅行保険を自社のウェブサイトで販売する。

＊ジェットブルー航空
　米国内、カリブ海地域、ラテンアメリカ、及びニューヨークｰロンドン間に就航する格安航空会社(LCC)。差別化されたサービスと競争力のあるコストで、無料の機内エンターテインメント・無料のスナック・無料のノンアルコール飲料等を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美