ドル高円安優勢、イベント控え円買いにも警戒感=東京為替概況
ドル高円安優勢、イベント控え円買いにも警戒感=東京為替概況
ドル円は朝からしっかりの動きとなった。先週木曜日に141円台まで一時ドル安円高となったドル円は、先週末の米雇用統計を受けて145円21銭まで上昇。その後いったんドル売りが入るも、週末を前にNY午後にドル買い円売りが強まり、145円台を再び付けて週の取引を終えた。週明けは144円80銭台でスタートし、144円78銭まで付けたが、その後はドル買い円売りが強まった。
米雇用統計の好結果を受けて米国の早期利下げ開始期待が一服したことや、日経平均の大幅高を受けたリスク選好の動き、また今週の米消費者物価指数やFOMCなどの重要イベントを前に行き過ぎた円買いへの警戒感などがドル買い円売りを誘った。
ドル円は午前中に145円50銭台まで上昇。午後に入っても流れが継続し145円67銭を付けた。
ドル円同様に週末を前に円売りが入ったユーロ円は155円80銭台でスタートし、朝に155円68銭を付けた。その後はユーロ買い円売りが強まり、午前中に156円78銭を付けたその後は高値圏もみ合い。
ユーロドルは1.07台後半でのもみ合いに終始。レンジは1.0752-1.0774の22ポイント。
豪ドルは対ドルでやや軟調。午前中は0.6570/80を中心とした推移で、一時0.6583を付けたが、その後売りが強まり午後に0.6551を付けている。豪ドル円はドル円などでの円売りと対ドルでしっかりした豪ドルの動きもあり午前中に95円61銭をつけた。その後は少し売りが入り午後は95円40銭台を中心とした動き。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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