アサナが決算受け大幅安 マクロ的な影響が続いているとの指摘=米国株個別
(NY時間13:11)(日本時間03:11)
アサナ<ASAN> 19.51(-3.81 -16.32%)
法人向け作業管理システムのアサナ<ASAN>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったほか、売上高も予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。アナリストは、同社の事業にマクロ経済的な影響が続いていると指摘している。安定化の兆しはあるものの、成長鈍化の可能性があるとしている。
「同社はマクロ的な課題が当面続くことが予想され、これはバリュエーションに対する主要な下振れリスク」と指摘。新規事業の安定化と利益拡大は心強いが、それは短期的な成長の再加速と赤字に対する限定的支援でしかないため、株価の再格付けにはさらに多くのものが必要だ」とも述べた。
(8-10月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.04ドル(予想:-0.11)
・売上高:1.66億ドル(予想:1.64億ドル)
・EBITDA(調整後):-632万ドル(予想:-1950万ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.09~-0.10ドル
・売上高:1.67~1.68億ドル
(通期見通し)
・1株損益(調整後):-0.26~-0.27ドル
・売上高:6.48~6.49億ドル
【企業概要】
顧客の日常業務から戦略的イニシアチブまでの調整をサポートする作業管理システムを手掛ける。タスクやプロジェクト、責任者、プロセス、ファイルやステータスなどの情報、データ等を関連付けた独自の多次元データモデルは、組織内の人やプロジェクトに、最も関連性の高い仕事に関する動的ビューを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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