ユーロドル、先行きへの見方が分かれる 来年の1.20ドルやトランプ氏勝利なら上げ加速との指摘も=NY為替
きょうも為替市場はドルの戻り売りが続く中で、ユーロドルは買い戻しが続いており、一時1.0945ドル付近まで上昇する場面も見られた。7月から10月初めまでの下降波のフィボナッチ61.8%戻しが1.0960ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。
ユーロドルについては見方が分かれており、今回のリバウンド相場は短期で終わるとの予想の一方、本格的な上げ相場に発展するとの見方も出ているようだ。年内は狭いレンジで取引されるが、来年末までには1.20ドル程度まで上昇する可能性もあるとの指摘も聞かれる。ただ、それにはFRBが利下げを行い、債券や株式などの資産価値が上昇することが前提条件だという。
また、来年の米大統領選でトランプ氏が勝利すれば、ドル安がさらに加速し、ユーロドルを押し上げる可能性があるとも指摘。例えば、トランプ氏が輸入品に一律10%の関税を課すとすれば、ドル安の小波は雪崩に発展する可能性があるという。
EUR/USD 1.0944 EUR/JPY 162.36 EUR/GBP 0.8758
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。