チューイーが決算受け大幅安 アナリストは投資判断引き下げ＝米国株個別

　ｅコマースでのペット用品販売を手掛けるチューイー＜CHWY＞が大幅安。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益が予想を下回ったほか、ＥＢＩＴＤＡは予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内となった。ガイダンスも公表し、第３四半期の売上高の見通しが予想を下回ったほか、通期の売上高見通しは据え置いた。

　今回の決算を受けてアナリストからの投資判断の引き下げも伝わっている。第２四半期の１株利益が横ばいであった点を要因に挙げている。より魅力的なバリュエーション・レベルを望むとも述べた。下半期の純増数の大幅な増加も見込めず、通期の自身の見通しを下方修正したとしている。

（５－７月・第２四半期）
・1株利益：0.04ドル（予想：0.10ドル）
・売上高：27.8億ドル（予想：27.6億ドル）
・粗利益率（調整後）：28.3％（予想：28.1％）
・EBITDA（調整後）：8690万ドル（予想：7060万ドル）
・アクティブ顧客数：2040万人（予想：2040万人）

（８－１０月・第３四半期見通し）
・売上高：27.4～27.6億ドル（予想：27.9億ドル）

（通期見通し）
・売上高：111.5～113.5億ドルで変わらず（予想：113.1億ドル）

【企業概要】
　米国内のペット飼い主向けに、ホームページやモバイルアプリを通じてペット用品を販売する。米国全土にあるフルフィルメントセンターのネットワークを通じて顧客の注文を処理する他、特定のベンダーパートナーとの共同調達や外部委託の手配も行う。年中無休のカスタマーサービスセンターを運営する。

（NY時間10:15）
チューイ＜CHWY＞　24.42（-2.91　-10.65%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美