トーストが決算受け大幅高 EBITDAがIPO以来初めての黒字=米国株個別
レストラン向けソフトウエア開発のトースト<TOST>が大幅高。引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、EBITDAが予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の売上高およびEBITDAの見通しを上方修正している。
アナリストは年間経常収益(ARR)が前年比で伸びたことやEBITDAがIPO以来初めての黒字となったことを評価している。「第2四半期はすべての指標で予想を上回り、特にARRが輝かしい数字となった。ライブロケーションの好調な伸び、選択モジュールの継続的な導入、総支払額の伸びが業績の主な要因となっている」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.19ドル(予想:-0.08ドル)
・売上高:9.78億ドル(予想:9.47億ドル)
・粗利益率(調整後):60.4%(予想:61.6%)
・EBITDA(調整後):1500万ドル(予想:-348万ドル)
・ARR:11.4億ドル(予想:11.4億ドル)
(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:10.1~10.4億ドル(予想:10.0億ドル)
・EBITDA(調整後):1500万~2500万ドル(予想:924万ドル)
(通期見通し)
・売上高:38.1~38.7億ドル(従来:37.1~38.0億ドル)(予想:37.8億ドル)
・EBITDA(調整後):1500~3500万ドル(従来:-1000~+1000万ドル)(予想:214万ドル)
【企業概要】
レストラン向けクラウドベースのエンドツーエンドの技術プラットフォームを運営する。SaaS製品、統合型決済処理を含む金融技術ソリューション、レストラングレードのハードウェア、サードパーティパートナーのエコシステムを提供し、レストランの売上の向上やオペレーションの効率化をサポートする。
(NY時間14:20)
トースト<TOST> 23.38(+3.16 +15.60%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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