ダウ平均は反落 ナスダックも大幅安 米格下げが利益確定売りの口実に=米国株前半
NY株式2日(NY時間13:46)
ダウ平均 35365.10(-265.58 -0.75%)
ナスダック 13994.06(-289.85 -2.03%)
CME日経平均先物 32405(大証終比:-205 -0.63%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。ナスダックは大幅安となっている。フィッチ・レーティングスが米国の格付を引き下げたことをきっかけに、きょうの株式市場は世界的に売りが強まっている。しかし、当の米国債の値動きは安定し、為替市場でもドルが買われている。今回の米国の格下げは長期的に米国の一流の地位を損なうものではないとの声も多い。
一部からは「ソフトランディングへの期待で楽観的になっていた米株式市場も高値警戒感が出ていたところに、今回の米国の格付下げは、ちょうど良い利益確定売りの口実を与えた」との指摘も出ている。また、「今回の格下げの影響は限定的なものに留まるだろう」といった声も少なくない。
決算ではAMD<AMD>が前日引け後に発表していたが、株価は下落。人工知能(AI)コンピューティングで更なる躍進を遂げたと発表したことは好感されているが、全体的にIT・ハイテク株が売りを強め、特にAI関連の下げがきつくなっている中で、同社株にも売りが強まっている。
スターバックス<SBUX>は上昇。北米が不調で既存店売上高が予想を下回っていたが、値上げで利益が押し上げられたことが好感されている。
総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>と医療保険のヒューマナ<HUM>が取引開始前に決算を発表。予想を上回る数字を発表し、上昇している。
本日は引け後にクアルコム<QCOM>、ペイパル<PYPL>が発表予定。
スターバックス<SBUX> 103.34(+2.08 +2.05%)
CVSヘルス<CVS> 76.60(+2.65 +3.58%)
ヒューマナ<HUM> 482.29(+24.18 +5.28%)
アップル<AAPL> 193.04(-2.57 -1.31%)
マイクロソフト<MSFT> 328.25(-8.09 -2.41%)
アマゾン<AMZN> 128.31(-3.39 -2.57%)
アルファベットC<GOOG> 128.87(-3.02 -2.29%)
テスラ<TSLA> 254.26(-6.81 -2.61%)
メタ・プラットフォームズ<META> 314.49(-8.23 -2.55%)
AMD<AMD> 109.73(-7.87 -6.69%)
エヌビディア<NVDA> 441.21(-23.86 -5.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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