クロックスが決算受け大幅安 買収したヘイデュードの見通しを下方修正=米国株個別
靴メーカーのクロックス<CROX>が大幅安。取引開始前に4-6月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率、営業利益率も予想を上回っている。
ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスで第3四半期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。また、買収したヘイデュード・ブランドの売上高見通しを下方修正したことも重石となった。
アナリストからは「ヘイデュードの低迷が株価の重荷になりそうで、下方修正は期待外れだった。一方、クロックスは勢いを維持しているようだ」とのコメントも出ている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.59ドル(予想:2.97ドル)
・売上高:10.7億ドル(予想:10.4億ドル)
・粗利益率(調整後):58.1%(予想:55.6%)
・営業利益率(調整後):30.3%(予想:26.4%)
・卸売り:0.2%増(予想:6.07%増)
(7-9月・第3四半期)
・売上高:10.1~10.3億ドル(予想:10.6億ドル)
・営業利益率(調整後):約27%(予想:26.9%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):11.83~12.22ドル(従来:11.17~11.73ドル)(予想:11.54ドル)
・売上高:約40.0~40.7億ドル(従来:約39.5~40.5億ドル)(予想:40.2億ドル)
・営業利益率(調整後):27.5%(従来:26~27%)(予想:26.7%)
・クロックス売上高:12~13%増(従来:7~9%増)
・ヘイデュード売上高:14~18%増(従来:20%台半ばの増加)
【企業概要】
世界の紳士・婦人・子供向けに、カジュアルな履き物類をデザイン・開発・製造・販売する。柔らかく軽量で、耐臭性のあるサンダル・シューズ・ブーツなどを取り扱う。卸売・小売・インターネット販売を流通チャンネルとする。
(NY時間15:07)
クロックス<CROX> 101.38(-18.42 -15.38%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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