ドル円の買い戻し優勢、週末を前に調整入る=ロンドン為替概況
ドル円の買い戻し優勢、週末を前に調整入る=ロンドン為替概況
ドル円は東京午前に137円20銭台までドル安円高が進んだ後、安値からの買い戻しがロンドン市場に入って強まり、138円80銭台まで大きく買い戻された。
12日の米消費者物価指数、13日の米生産者物価指数が鈍く出たことで、ドル売りが強まり、昨日海外市場で138円割れまで。東京午前に安値を割り込んでストップロス注文を巻き込んでドル売りが強まったが、勢いの強さもあって。この時間帯に大きく反発した。
新規材料が出たというよりも、週末を前にポジションの調整が入った形。月曜日日本市場が休場(海の日)となることもあり、調整が入りやすい地合いになったと見られる。
138円台半ば前後でドルの買い戻しがいったん抑えらえたものの、押し目が138円10銭台までにとどまると、その後再びドル買い円売りが出た。
ドル高の流れからユーロドルはロンドン午前に1.1200台を付けたが、大台を維持したこともあり1.1240台と東京市場の高値を超える動きを見せた。その後は再び売りが出ている。
ドル円の下げもあって東京午前に155円ちょうど前後から154円10銭台を付けたユーロ円は、ドル円の買い戻しに支えられて上昇。ユーロドルの下げが一服したこともあり、155円台回復した後にユーロ高円安の勢いが強まり、155円70銭台まで上昇した。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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