【本日の見通し】パネルディスカッション待ちも、基調はドル高円安
【本日の見通し】パネルディスカッション待ちも、基調はドル高円安
月曜日から開催されているECB年次フォーラムは、最終日の本日、目玉プログラムであるパウエル米FRB議長、ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、植田日銀総裁によるパネルディスカッションが行われる。日本の緩和姿勢と米、欧、英の金融引き締めの強化が確認されると見込まれており、ドル円、クロス円を支える結果となりそう。
ドル円は海外市場で144円台に乗せてきた。節目の145円、昨年9月24年ぶりの介入を実施した145円90銭前後の水準が見えてきている。ただ、昨年に比べて過熱感にやや欠けることもあり、もう一段の上昇が見込まれる。パネルディスカッション次第では大きな上昇もありそう。
介入警戒感が出ていることもあり、神田財務官を始め日本の通貨当局者による発言などには要注意。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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