アジア株 香港センスタイム急騰、対話型AI「センスチャット」発表 上海株は軟調、CPI・PPIが低下
アジア株 香港センスタイム急騰、対話型AI「センスチャット」発表 上海株は軟調、CPI・PPIが低下
東京時間11:05現在
香港ハンセン指数 20612.47(+281.27 +1.38%)
中国上海総合指数 3304.99(-10.37 -0.31%)
台湾加権指数 15910.43(+34.26 +0.22%)
韓国総合株価指数 2536.91(+24.83 +0.99%)
豪ASX200指数 7319.30(+100.32 +1.39%)
アジア株は上海を除いて上昇。
連休明け香港株は1.38%高。不動産やエネルギー、消費者サービス、カジノ、ハイテク関連など幅広い銘柄が上昇している。
顔認証技術で知られる中国AI大手のセンスタイムが8.1%高、昨年6月以来の高値をつけている。米オープンAIの「チャットGPT」に対抗する対話型AI「センスチャット」を発表したことが材料視されている。ほかのAIチャット関連も恩恵を受ける可能性。資産運用会社の中国興業証券股分有限公司は、中国のAIチャット関連株は短期的には過熱する可能性があるもも、上昇が終わったわけではないと指摘している。
上海株は軟調、中国物価統計の内容が嫌気されている。中国3月の消費者物価指数は2021年9月以来の低水準に落ち込み、生産者物価指数は2020年6月以来の低水準を記録した。コロナ規制撤廃にもかかわらず内需が依然として弱いことが示唆された。ただ、弱い統計を受け当局が景気支援策を講じる可能性がある。
豪州株は1.39%高。鉄鋼やアルミ、金属、銅など素材関連の上げが目立つ。不動産や消費者サービス関連も総じて上昇している。
豪州4月の消費者信頼感は豪中銀の利上げ休止を受け前回から急上昇した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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