アジア株 香港株は1.1%安、米利上げ継続を警戒 原油先物が80ドル台後半に上昇
アジア株 香港株は1.1%安、米利上げ継続を警戒 原油先物が80ドル台後半に上昇
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 20180.03(-229.15 -1.12%)
中国上海総合指数 3300.73(+4.34 +0.13%)
台湾加権指数 15868.06(休場)
韓国総合株価指数 2481.63(+9.29 +0.38%)
豪ASX200指数 7224.50(+1.49 +0.02%)
アジア株はまちまち。米ISM製造業景気指数が鈍化したことを受け米インフレ懸念が後退。ただ、原油高によるインフレ加速への警戒感は残っている。OPECプラスのサプライズ減産表明を受け、NY原油価格はきのう一時81ドル台後半まで上昇した。本日も時間外で80ドル台後半まで上昇している。
上海、韓国、豪州市場は小動き。今週末に米雇用統計を控え積極的な売買は手控えられているほか、週後半から欧米市場がイースター休暇に入る。香港と中国市場もあす清明節で休場となるため、今週いっぱいは手控えムードが続く可能性。台湾市場は5日まで休場、6日に取引を再開する。
香港株は1.12%安、米利上げ継続懸念が重石。原油価格が時間外で1バレル=80ドル台後半まで上昇しており、米インフレ加速によりFRBが利上げを続けるのではないかとの見方が広がっている。アリババや美団、JDドットコム、シャオミ、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落。きのう上昇した不動産やエネルギー関連も下落している。カジノ運営会社のサンズチャイナとギャラクシーエンターテイメントは反落も下値は限定的。マカオの3月カジノ売上高が前年同月比で200%超の増加となったことが引き続き材料視されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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