反落、金融システム不安が根強い=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=69.96(-0.94 -1.33%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.94~0.90ドル安。その他の限月は0.86ドル安~0.35ドル高。
金融システム不安が根強いことが重しとなった。ニューヨーク市場で地方銀行株への売りが続くなかで、主要な米株価指数は高値から押し戻された。コメリカ、ザイオンズ・バンコープ、ファーストリパブリック銀行などに対する売りがきつかった。英中銀やスイス中銀は追加利上げを発表しており、金融引き締めをまだ続ける見通し。ジョルダン・スイス中銀総裁は「利上げは世界の金融不安に悪影響与えない」との認識を示した。
時間外取引で5月限は売り優勢だったが、通常取引が始まると買いが盛り返し、一時71.67ドルまで上昇。ただ、プラス圏での滞空時間は短く、マイナス圏に押し戻されると69.14ドルまで下げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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