大幅続落、金融不安やチャート悪化で更に年初来安値更新=NY原油概況
NY原油先物4 月限(WTI)(終値)
1バレル=71.33(-3.47 -4.64%)
ニューヨーク原油は大幅続落。
前日米シリコンバレー銀行などの破綻を契機とした米金融不安からのリスクオフの動きで年初来の安値を更新した後に大きく下げ幅を縮小したが、この日は再びさらに安値を更新した。2月の米消費者物価指数(CPI)発表後に米株が上昇したことをいったん好感して大きく戻す場面もあったものの、米格付け会社、ムーディーズが米銀行システムに対する見方を「安定的」から「ネガティブ」に修正したことで、後半に再び大きく売られる展開となった。安値更新でチャートが悪化して投げ売りで下げ幅が拡大した。なお、この日の石油輸出国機構(OPEC)月報では、2023年の世界石油需要の伸びはほぼ据え置きとなり中立材料だった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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