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ユーロ買い主導でドル売りに、ポンドは失速 英独金融当局者の発言に反応=ロンドン為替概況

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ユーロ買い主導でドル売りに、ポンドは失速 英独金融当局者の発言に反応=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル売りが優勢。東京午前の中国PMIが改善したことを好感して株高とともに豪ドルなどでドル売り圧力がみられた。ロンドン時間に入ると欧州株や米株先物が買われるなかで、ユーロドルやポンドドル買いが先行。ユーロドルは1.05台後半から1.06台に乗せるとその後1.0670付近まで高値を伸ばしている。一方、ポンドドルは1.20台前半から1.2090付近まで買われたあとは、1.20台前半へと失速。ドイツ各州ごとに発表される最新の消費者物価指数データが引き続き高水準だったことに加えて、ナーゲル独連銀総裁が3月以降も大幅利上げの可能性があると発言した。インフレ高止まりが長期化することも警戒されている。一方で、ベイリー英中銀総裁は、金利のさらなる引き上げが適切となる可能性あるが、何も決定していないとやや及び腰の印象を与えている。これまでの利上げが経済全体にどのように作用しているのかを注意深く監視とも述べていた。ユーロドルが一段と高値を伸ばす一方で、ポンドドルは1.2013近辺に本日安値を広げる場面があった。ユーロ買い・ポンド売りが進行している。ドル円は136円台前半での揉み合いを下放れており、136円台割れから一時135.62近辺まで安値を広げた。ユーロドルなどでのドル売りが波及するとともに前日安値を下回ってストップ売りが出た面も指摘される。

 ドル円は135円台後半での取引。東京市場で136円付近から136.47近辺まで買われたあとは、ロンドン朝方まで136.40付近に高止まりした。ロンドン勢の本格参加とともにドル売りの動きが広がると、136円台割れから135.62近辺まで安値を広げている。

 ユーロドルは1.06台後半での取引。東京市場で1.05台後半から1.06台乗せをうかがったあと、ロンドン時間に入ると1.06台乗せ。独インフレ指標の高止まりや、ナーゲル独連銀総裁のタカ派発言とともに一段と買われて高値を1.0670付近へと伸ばしている。ユーロ円は東京市場で144円台前半から半ばへと上昇したあと、ロンドン序盤には高値を144.80近辺まで更新。その後、144.50割れもすぐに買いが入っている。対ポンドでもユーロ買いが入っている。

 ポンドドルは1.20台前半での取引。東京市場で1.20台前半での揉み合いが続いたあと、ロンドン時間には1.2089近辺まで買われた。しかし、買いは続かず一時1.2013近辺まで反落した。ベイリー英中銀総裁は今後の利上げについて示唆するにとどめ、ナーゲル独連銀総裁ほどのタカ派姿勢は示されなかった。ポンド円はロンドン朝方に164.51近辺まで買われていたが、その後は売りに押されて163.16近辺まで安値を広げている。ユーロポンドは0.88ちょうど付近から0.8865近辺まで上昇した。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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