アジア株 香港株は反発、米は中国との衝突望まず バイドゥは急騰、ChatGPTに類似したAIチャットボットのテスト完了
アジア株 香港株は反発、米は中国との衝突望まず バイドゥは急騰、ChatGPTに類似したAIチャットボットのテスト完了
東京時間14:04現在
香港ハンセン指数 21375.30(+153.14 +0.72%)
中国上海総合指数 3249.32(+10.63 +0.33%)
台湾加権指数 15422.54(+29.72 +0.19%)
韓国総合株価指数 2452.09(+13.90 +0.57%)
豪ASX200指数 7498.40(-40.58 -0.54%)
アジア株はインドを除いて上昇。
香港株は4営業日ぶりに反発。米中対立激化懸念が後退しているほか、約1カ月ぶり安値圏にあることから値ごろ感で買い戻されている。
中国の偵察用気球を撃墜した件で、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、正しいことをしたと述べたうえで、米政府は中国との衝突を望んでいない。中国との意思疎通を維持すると述べた。これを受け米中対立激化懸念が後退している。
中国最大の検索エンジンンを提供するバイドゥは14%超急騰、約1年ぶり高値をつけている。ChatGPTに類似したツールを来月に一般公開する予定だと明かした。内部テストは既に完了している。プラットフォーム名は英語で「Wenxin Yiyan」または「ERNIE Bot」にする予定。
ChatGPTは2015年にイーロン・マスク氏らが立ち上げたAIベンチャー「OpenAI」が生み出したAIを使用したチャットボット(自動応答システム)で、マイクロソフトが同社の開発に数十億ドルを投資している。また、グーグルはChatGPTに対抗する独自のAIチャットボット「Bard」を公開するなどしており、巷で話題となっている。
豪中銀理事会は政策金利を25bp引き上げ3.35%に設定した。利上げは今後数カ月必要になるとの声明を発表したことを受け、豪州株はマイナス圏に転じている。グッドマングループやライフスタイル・コミュニティーズ、GPTグループ、デクサスなど不動産株が総じて下落している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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