アジア株は下落 香港株は大幅続落、1カ月ぶり安値 中国偵察気球巡り米中対立激化
アジア株は下落 香港株は大幅続落、1カ月ぶり安値 中国偵察気球巡り米中対立激化
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 21269.24(-391.23 -1.81%)
中国上海総合指数 3238.45(-24.96 -0.76%)
台湾加権指数 15426.77(-175.89 -1.13%)
韓国総合株価指数 2465.03(-15.37 -0.62%)
豪ASX200指数 7535.00(-23.11 -0.31%)
アジア株は総じて下落、前週末の米株安を嫌気して売り優勢で始まった。ナスダック大幅安を受けアジア市場でもハイテク関連が軒並み下落している。また米中対立激化も懸念されている。米空軍が先週末、アメリカ上空に現れた偵察用とされる中国の気球を撃墜した。これに対し中国側は強い不満を表明、この出来事に対し必要な措置を講じる権利があると発表した。また、米当局は中国企業がイラン革命防衛隊と取引をしているとして、中国に対し追加の制裁を検討しているとの報道も伝わっている。
香港株は3営業日続落、1カ月ぶり安値をつけている。医療品やハイテク、銀行、保険など幅広い銘柄が下落している。
上海株は続落。生活必需品や素材、金融株が下落している。
ただ、米中関係悪化でも中国の景気回復期待が強く、中国香港株式市場への影響は一時的な可能性も。今週は中国1月の消費者物価指数と生産者物価指数が発表される。CPIは+2.2%と前回の+1.8%から上昇する見通し。PPIは-0.4%と前回の-0.7%からマイナス幅がやや縮小する見通しとなっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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