タカ派な総裁が4月に就任しても、結局は指標次第=NY為替
きょうは東京時間に、昨年発足した財界や学界の有志からなる令和国民会議(令和臨調)からの日銀新総裁への提言に市場が敏感に反応していた。これらの動きを見ると、新総裁のもとでの日銀の緩和解除への市場の期待がかなり強いことがうかがわれる。岸田首相は後任の人事案を2月にも国会へ提示すると見られており、市場も敏感に反応しそうだ。
ただ、市場の期待通りにタカ派な総裁が4月に就任したとしても、結局は経済指標次第ではある。日本の全国消費者物価指数(CPI)は4%の水準まで上昇している。加えて、電力料金が4月以降、概ね3-4割程度上昇しそうな気配で、年明けから始まった政府の電気代支援策にもかかわらず、春以降、CPIを押し上げそうだ。
日銀の緩和解除には十分な数字ではあるが、米欧と違い日本の場合、賃金上昇がそれについて来ていない。黒田総裁が二の足を踏んでいるのもその辺かもしれない。その意味では4月の春闘の結果が注目される。内容次第では市場の期待ほど日銀は緩和解除に向けて動けない可能性も留意される。
ドル円は130.40円近辺まで上昇。
USD/JPY 130.39 EUR/JPY 141.68
GBP/JPY 161.34 AUD/JPY 92.26
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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