シティグループが決算受け下落 株式トレーディングや投資銀行部門が冴えず=米国株個別
シティグループ<C>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を下回った。金利上昇で純受取利息(NII)は予想以上に増加したほか、債券・為替・商品(FICC)のトレーディング収入が好調だった。ただ、株式トレーディングが予想を下回ったほか、投資銀行部門も冴えなかった。今後発生する信用損失に備えてより多くの資金を確保するために、貸倒引当金を予想以上に積み増している。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.10ドル(予想:1.16ドル)
・経常収益(調整後):180.0億ドル(予想:179.6億ドル)
FICC:31.6億ドル(予想:28.1億ドル)
株式:7.89億ドル(予想:9.31億ドル)
投資銀行:6.45億ドル(予想:7.22億ドル)
・純受取利息(NII):132.7億ドル(予想:127.0億ドル)
・貸倒引当金:18.5億ドル(予想:17.9億ドル)
(NY時間09:49)
シティグループ<C> 48.53(-0.56 -1.14%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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