アマゾンが1万8000人強をレイオフ 想定以上の規模=米国株個別
アマゾン<AMZN>が前日引け後に従業員1万8000人強をレイオフすると発表した。削減数は事前に想定されていた水準をかなり上回る規模。全従業員の約1%に相当する。
同社のジャシーCEOは従業員宛ての文書で今回の計画を通知し、社の年間工程に従った行動だと説明した。人員削減はこれまで約1万人が対象になると予想されていた。削減はコーポレート部門に集中している。
ジャシーCEOは文書で、「アマゾンはこれまで不確実性と困難な経済状況を乗り越えてきたし、これからも引き続きそうする。こうした変革がより力強いコスト構造を持ってわれわれの長期的な機会を追求することに貢献するだろう」と指摘した。
1万8000人という数は現在の低迷期においてIT企業が実施する削減としては最大規模となる見込みだが、アマゾンは同業他社に比べて従業員数が多く、昨年9月末時点の従業員数は150万人強だった。
ただ、同社株は全体相場の売りから下落して始まっている。
(NY時間09:35)
アマゾン<AMZN> 84.59(-0.55 -0.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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