今年の米欧経済はインフレ緩和や引き締め終了がテーマに=NY為替
NY時間の終盤に入って、ユーロドルは1.06ドルちょうど付近での推移が続いている。FOMC議事録を受けて伸び悩む場面が見られたものの、1.06ドルの高値水準はしっかりと堅持している。
今年の米欧経済について、インフレが大幅に低下し、政策金利の上昇がピークに達し、経済がリセッション(景気後退)に向かうなど、主要な経済変数が変化するだろうとの指摘が出ている。前半のうちはFRBとECBが利上げを継続するだろう。しかし、その後は金融政策が十分に引き締まり、様子見姿勢に転じることができるようになるという。
米国とユーロ圏はともに今年の大半は景気後退に陥ると予想。ただ、景気後退は短期かつ浅いものとなると予想している。エネルギー価格が再び上昇、あるいはインフレが予想ほど低下しない場合には、より深刻になる可能性もあると述べた。
EUR/USD 1.0601 EUR/JPY 140.66 EUR/GBP 0.8794
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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