ウォルグリーンが決算受け上昇 ヘルスケア部門の長期見通しを上方修正=米国株個別
ドラッグストアとヘルスケアを手掛けるウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が上昇し、ダウ平均の上げをサポートしている。取引開始前に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
同社はまた、ヘルスケア部門の25年度の売上高目標を従来の110億ドルから120億ドルに上方修正し、24年度までにEBITDAの黒字回復を達成する見込みだとしている。また、長期的な成長アルゴリズムの可視性を高め、25年度以降の1株利益の成長を10%台前半にしたい意向を再確認した。
アナリストは「マクロ環境の悪化とワクチンの逆風による薬局事業の減速懸念で市場の期待が低下し、ハードルが下がっていた。その意味で今回の決算は予想よりも若干ポジティブであっただろう」と述べいた。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.80ドル(予想:0.77ドル)
・売上高:324.5億ドル(予想:322.8億ドル)
・粗利益率(調整後):20.1%(予想:20.7%)
(23年度通期見通し)
・1株利益(調整後):4.45~4.65ドル(予想:4.51ドル)
(NY時間14:20)
ウォルグリーン<WBA> 33.86(+1.92 +6.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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