ハシコープが決算受け上昇 通期の売上高見通しを上方修正＝米国株個別

　開発者向けソフトウエア開発のハシコープ＜HCP＞が上昇。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡは赤字だったものの、予想ほどではなかった。ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しを上方修正している。

　同社のマックジャネットＣＥＯは「第２四半期は５２％の増収となり、トレンドの強さを反映している」と述べた。

　アナリストは「業績および見通しは好調だが、いくつかの指標には軟調なものも見られ、それはマクロの逆風を示唆している。同社は成長投資の時期を経て、営業レバレッジの継続的な兆候を確認することで、バリュエーションがより明確になるはずだ」と述べた。

（５－７月・第２四半期）
・1株損益（調整後）：-0.17ドル（予想：-0.31ドル）
・売上高：1.14億ドル（予想：1.02億ドル）
　　サブスク：1.10億ドル（予想：0.99億ドル）
　　ライセンス：1530万ドル（予想：1090万ドル）
・EBITDA（調整後）：-3405万ドル（予想：-6064万ドル）
・売上継続率：134％（予想：129.3％）
・顧客数：3612件（予想：3222件）

（８－１０月・第３四半期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.30～-0.32ドル（予想：-0.34ドル）
・売上高：1.10～1.12億ドル（予想：1.07億ドル）

（通期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.95～-0.97ドル（従来：-1.15～-1.19ドル）（予想：-1.17ドル）
・売上高：4.42～4.48億ドル（従来：4.22～4.32億ドル）（予想：4.29億ドル）

（NY時間09:54）
ハシコープ＜HCP＞　31.44（+1.18　+3.90%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美