ドル円は上下動、米利上げペース巡り思惑が交錯=東京為替概況
18日の東京外国為替市場でドル円の方向感は限定的。134.74円付近まで軟化した後は135.15円付近まで切り返した。
ハト派寄りの米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が引き続き重しとなった。インフレ率のピークアウト期待や景気悪化を背景に、米利上げペースの減速を巡る思惑が高まりつつある。ただ、積極的な米利上げ観測も根強く、ドル円はの下値は広がらず。本日はジョージ米カンザスシティ連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が発言する予定。
ユーロ円は137.23円付近まで軟化したが、前日の高値圏を維持しつつ動意は限定的。ライン川の水位低下による物流の混乱が危惧されているものの、目立った反応はみられない。冬場の欧州のエネルギー危機もまだテーマにはなっていない。
豪ドル円は93.40円付近まで軟化。7月の豪雇用統計では市場予想に反して就業者数が減少した。ただ、豪ドル売りの反応は一時的で、東京午後に入ると下げ幅をほぼ消している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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