ドル円は上下動、利上げ発表後のNZドルの上値は限定的=東京為替概況
17日の東京外国為替市場でドル円は133.43円付近まで水準を切り上げた後、133.91円付近まで弱含んだが、方向感は限定的。積極的な米利上げ観測が根強い反面、米経済の縮小継続や、インフレ率のピークアウトも想定されているため、今月のドル円は調整安が一巡した後のもみ合いを続けている。
ユーロ円は136.71円まで強含んだ後、136.27円付近まで水準を切り下げた。低下する5日移動平均線が抵抗となって戻りが重くなっている。ただ、下げた後には切り返しており、東京時間帯はほぼ横ばい。
豪ドル円は93.79円付近まで軟化。4-6月期の豪賃金の伸びが市場予想に届かなかったことが嫌気された。ただ、午後に入って94円前半へ下げ幅を縮小している。
NZドル円は85.51円付近まで上昇。NZ中銀は市場予想どおりに0.50%の利上げを決定し、政策金利を3.00%とした一方、金融政策報告(MPS)で政策金利見通しを引き上げたことが買い手がかりとなった。ただ、MPSで利上げ打ち止めの水準も示されているなかでNZドルの上値を追う動きは見られず。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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