バンブルは弱い決算も買い戻される＝米国株個別

　デートアプリのバンブル＜BMBL＞が前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高、ＥＢＩＴＤＡが予想を上回った。ただ、１株損益は予想外の赤字となったほか、ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しを下方修正した。

　アナリストからは、「最近の株価の上昇を考えると、今回の決算への期待は高かった。第３四半期の見通しの弱さは新製品発売のタイミングのずれに起因しており、第４四半期に重点が置かれるが、今回示した見通しは株価の重石になる可能性が高い」との声も出ている。一方、「アプリには厳しいマクロ環境の影響はないと見ており、アプリのユーザー数は第３四半期に再び加速する可能性がある」との声も出ている。

　株価は下げて始まったものの、直ぐに買い戻しが入り、小幅高で推移している。

（４－６月・第２四半期）
・1株損益（調整後）：-0.03ドル（予想：0.03ドル）
・売上高：2.20億ドル（予想：2.19億ドル）
　　バンブルアプリ：1.69億ドル
　　バデゥアプリ：0.5億ドル
・EBITDA（調整後）：5480万ドル（予想：5200万ドル）
・FCF：2240万ドル（予想：3500万ドル）
・有料ユーザー数：302万人（予想：300万人）

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：2.36～2.40億ドル（予想：2.45億ドル）
　　バンブルアプリ：1.84～1.87億ドル
　　バデゥアプリ：0.58～0.60億ドル
・EBITDA（調整後）：5800～6000万ドル（予想：6200万ドル）

（通期見通し）
・売上高：9.20～9.30億ドル（従来：9.34～9.44億ドル）（予想：9.34億ドル）
　　バンブルアプリ：32～34％増（従来：34～36％増）
・EBITDA（調整後）：24.5～25.0％増（予想：24.8％増）

（NY時間09:43）
バンブル＜BMBL＞　35.11（+0.62　+1.78%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美