ドル円は下げ一服後に切り返す、来週のFOMCを控えて=東京為替概況
22日の東京外国為替市場でドル円は137.96円付近まで切り返した。昨日の流れを引き継ぎ、東京序盤には137.03円付近まで下げたが、その後は円買い・ドル売りが巻き戻された。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドル買い意欲が強い。昨日のラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を手がかりに、ECBが積極的に利上げを続けるのかどうか不透明であると認識されたこともユーロ安経由でドル高を後押し。昨日の7月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は弱かったが、景気悪化を背景に米金融政策が方向転換するのはまだ先であるとみられている。
クロス円の方向感は限定的。対ドルでは円売りが優勢だったが、資源国通貨や欧州通貨や対ドルで軟調に推移した。ユーロ円は139.98円まで軟化した後に下げが一服し、140円台半ばに戻している。豪ドル円は94.85円まで下げた後、95円前半で小動きとなった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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