続落、景気悪化懸念の高まりで売り続く=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=98.53(-0.97 -0.97%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.54~0.97ドル安、その他の限月は1.59ドル安~0.51ドル高。
主要国の景気悪化懸念の高まりが相場を引き続き圧迫した。早ければ年内には景気後退に入り、石油製品需要が落ち込むと警戒されている。景気懸念が強まっているなかでも、米連邦公開市場委員会(FOMC)は大幅な利上げを続ける見通し。ただ、6月の米ISM非製造業景気指数は市場予想ほど低下せず、不透明感の拡大を抑制した。主要な米株価指数の上値は重かったが小幅高で終了しており、景気悪化懸念の広がりは今のところ限定的。
時間外取引で8月限は102.14ドルまで上昇。前日の暴落を受けて買い戻しが優勢となった。その後は節目の100ドルを上回る水準は重く、通常取引開始後に売りが強まると95.10ドルまで下落したが、安値から切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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