アナリストがオンライン広告への不透明感で大手ITの目標株価を引き下げ=米国株個別
きょうもIT株は買い戻しが膨らんでおり、大手ITも揃って上昇している。ただ、アナリストがオンライン広告への不透明感を理由に大手ITの目標株価を引き下げる動きが出ている。広告全体に亀裂が生じる明確な兆候が見られると指摘。
電子商取引の成長が全般的に鈍化しおり、広告の伸びは今後数四半期だけでなく、今後数年間も1桁台の落ち込みを示す可能性があるという。
特にアルファベット<GOOG>とメタ<META>の株価は実現不可能な市場の成長に対して不釣り合いに高いという。両銘柄は魅力的な水準で取引されているが、マルチプル拡大の論拠が若干弱く、企業の広告予算に安定の兆しが見えるまでは株価の上昇余地は小さいとしている。
※目標株価の変更は以下の通り。()は投資判断
メタ・プラットフォーム<META>:240ドルから200ドル(買い)
アルファベットC<GOOG>3420ドルから2700ドル(買い)
アマゾン<AMZN>:175ドルから144ドル(買い)
ピンタレスト<PINS>:26ドルから23ドル(中立)
(NY時間10:38)
アマゾン<AMZN> 114.49(+2.05 +1.82%)
アルファベットC<GOOG> 2336.02(+82.33 +3.65%)
メタ・プラットフォームズ<META> 167.61(+8.86 +5.58%)
ピンタレスト<PINS> 20.50(+0.60 +2.99%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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