大手銀行株が反発 ＪＰモルガンが純利息収益の見通しを上方修正＝米国株個別

　大手銀行株が反発。ＪＰモルガン＜JPM＞が取引開始前に投資家説明会を開催しており、それに先立って一部ガイダンスも公表していた。市場部門を除く純利息収益の予想を５６０億ドル超に引き上げ、前年比２６％増加する見通しを示した。従来は５３０億ドル超を見込んでいた。

　同行のダイモンＣＥＯは先週、ＦＲＢの政策金利引き上げ継続見通しを受け、同社も見通しを引き上げることを予告していた。同行の投資家説明会の開催はパンデミック以来となる。
 
　同行は金融サービスの拡充、テクノロジーの強化、人材獲得競争のための支出増を計画しているが、同行の株価は今年すでに２６％下落しており、投資家の懸念を和らげようとしている。

（NY時間09:39）
ＪＰモルガン＜JPM＞　120.88（+3.54　+3.02%）
シティグループ＜C＞　51.30（+1.55　+3.11%）
バンカメ＜BAC＞　34.89（+1.03　+3.04%）
ウェルズ・ファーゴ＜WFC＞　42.88（+1.21　+2.90%）
ゴールドマン＜GS＞　311.99（+5.19　+1.69%）
モルガン・スタンレー＜MS＞　80.38（+1.01　+1.27%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美